土井版画について

沿革
関東大震災後の1924年に土井貞一により神田末広町に「エス・ドヰ版画店」が開店され、これが土井版画店の始まりです。
1931年から1932年に川瀬巴水の版画を12枚出版し、1933年から1944年までに土屋光逸の版画を80点ほど世に送り出し、さらにほかの絵師も出版していました。
創業から100年経った現在は、土井版画株式会社と名前を改め、川瀬巴水と土屋光逸の後摺りの版画を作製しておりますが、絶版になっている作品もありますので、今はだいぶ少なくなってしまいました。
伝統木版画 土井版画コレクション
土井版画コレクションの木版画は、20世紀前半に活躍した浮世絵版画師、川瀬巴水・土屋光逸、フランス人でペン画のノエル・ヌエットの伝統的木版画を文化庁認定・浮世絵木版画彫摺技術保存協会に属する彫、摺の伝統技術者の下で越前特濾の特性和紙に手摺で製作したオリジナル木版画です。
- 川瀬巴水
- (1883〜1957)
- 鏑木清方の弟子
- 土屋光逸
- (1870〜1949)
- 小林清親の弟子
- ノエル・ヌエット
- (1885〜1969)
- 1926 陸軍士官学校の仏語教師として来日
1955 勲四等瑞宝章を授与される
1965 東京都から名誉都民の称号を受ける